不動産屋が解説!中古物件リフォームのメリットとデメリット

湘南不動産

マイホームを探す際、土地と予算は大きな問題です。海が見える風光明媚な土地や、学校や公共施設が近い土地は人気で、既に家が建っていることが多く、価格も高額です。そのため、予算内で希望の家を建てるのは難しいかもしれません。そんな悩みを解決するのが、中古物件のリフォームです。今回は、中古物件をリフォームして住むメリットをご紹介します。

リフォームとは

リフォームとは、住宅を改築、修繕することを指します。日本語で簡単に言うと「作り直し」ですが、その範囲は非常に広いです。例えば、雨漏りの修繕やクロスの張り替え、キッチンやバスルームの設備交換、耐震性の補強、バリアフリー対応の手すりやエレベーターの設置などが含まれます。リフォームは新築を建て直すのではなく、既存の住宅を住人に合わせて改良する方法として注目されています。

中古物件をリフォームするメリット

  1. コストカット
    中古物件は新築に比べて3〜4割程度安く購入できます。例えば、3000万円の新築物件と同じ条件の中古物件は約1800万円で手に入る可能性があります。リフォーム費用を加えても、新築に比べて数百万単位で安くマイホームを手に入れることができます。
  2. 立地の選択肢
    中古物件は、新築物件に比べて選択肢が狭くなることはありません。特に人気エリアの中古物件は、立地条件の良い場所で見つけやすくなります。競争が激しいエリアでも、物件の戸数が多く、希望に合った立地を見つけることが可能です。
  3. 部分リフォームの柔軟性
    中古物件なら、気になる部分だけをリフォームすることができます。例えば、ガレージやキッチンの最新設備への更新など、自分のライフスタイルに合わせてカスタマイズできます。間取りや家事動線の改善も可能です。
  4. 減税や補助金の利用
    政府は中古物件のリフォームを支援しています。リフォーム減税や住宅リフォーム助成制度など、税控除や補助金が受けられる場合があります。最新の制度を確認し、利用することでさらにコストを抑えることができます。

中古物件をリフォームするデメリット

  1. 住宅ローンの難しさ
    中古物件とリフォーム代金を合わせてローンを組む際、審査が厳しくなることがあります。リフォーム代金が借りられない場合もあるため、事前に確認し、必要に応じてリフォームローンを検討しましょう。
  2. リフォームの限界
    中古物件は経年劣化が避けられません。リフォームできない部分や劣化が残ることもあります。購入前に細部まで入念にチェックし、思わぬ出費を避けるために注意が必要です。

中古物件をリフォームする際の流れ

  1. リフォーム箇所と予算の決定
    気に入った中古物件を購入した後、リフォームしたい場所と予算を決定します。初めは概算で問題ありません。
  2. リフォーム業者の選定
    リフォーム業者を探し、見積もりや提案を受けてから選びます。業者選びは慎重に行いましょう。
  3. 請負契約の締結
    業者が決まったら、請負契約を結びます。契約内容はしっかり確認してください。
  4. 施工
    リフォーム工事が始まります。施工中の確認も重要です。
  5. 受け渡し
    工事完了後、最終確認を行い、受け渡しが完了します。

中古物件のリフォームには、多くのメリットがあります。新築にこだわらず、視野を広げてみることで、思いがけない掘り出し物件に出会えるかもしれません。ご家族と相談しながら、最適な選択をしてみてください。